VUILD、総額約2.3億円の資金調達を実施し、BtoB事業を加速

2025/09/10 14:19

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VUILD株式会社
設計と施工の自動化により、建設業界の抱える職人不足・建設費高騰の解決へ




建築系スタートアップのVUILD株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役:秋吉 浩気、以下VUILD)は、有限会社カイカイキキ(代表取締役:村上隆)、株式会社リバネスキャピタル(代表取締役社長:池上昌弘)、和建設株式会社(代表取締役:中澤陽一)、個人投資家の高島宏平氏(オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役)、辻庸介氏(株式会社マネーフォワード 代表取締役)の5組を引受先とする第三者割当増資を実施し、約2.3億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。これにより、当社のデッド含む累計調達額は約12.5億円となります。

今回の資金調達は、これまで個人向けに家具や住宅の製造販売を展開してきたBtoC事業から、内装や建築の製作施工を請け負う法人向けのBtoB領域へと大きくシフトし、飛躍的な成長を目指してまいります。

今後、参画頂いた投資家の皆様の知見やネットワークを活かしながら、事業エリアを日本全国、さらには世界へと拡大し、グローバル企業としての成長を加速させていきます。

とりわけ世界的アーティストである村上隆氏とは、2025年10月10日より銀座のSony Parkで開催される「マガジンハウス博 “銀座から世界へ”」にて第一弾のコラボレーションを発表します。村上氏の考える建築や家具をVUILDの技術で実現をサポートし、会場で展示・販売を行う予定です。

⚫︎調達の目的/今後について

近年、建設業界では職人不足や建設費の高騰が深刻化しています。VUILDはこれまで培ってきたデジタル建築のパイオニアとしての知見を活かし、次世代のゼネコン・工務店としてのポジションの確立を目指します。

具体的には、建築・内装デザインを手掛ける法人向けの製作・施工事業を加速させるために、営業体制の構築や設備投資による生産力の拡大を進めます。また、先日プレスリリースを発表した「福島県ユナイテッドの循環型木造スタジアム」の計画のような、小中規模の木工事の施工を請け負える施工体制の構築にも注力していきたいと考えています。

新しい価値を提示する空間デザインや建築をつくりたいとお考えの皆さまからのご相談を、ぜひお待ちしております。


引受先について(順不同)

有限会社カイカイキキ 代表取締役 村上隆氏



【プロフィール】
アーティスト、有限会社カイカイキキ代表。
1962年、東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。日本画で初の博士号を取得。
2005年 「Little Boy」展でニューヨーク全米批評家連盟(AICA)ベストキュレーション賞受賞。
2008年 TIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選出。
2016年 第66回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

【コメント】
VUILDのことは、カーサブルータスの西尾編集長にマガジンハウス80周年イベントの件で、紹介されてズームミーティングをして、始まって2分後に、出資の可能性ってありますか?とお聞きしたら、喜んで!との事でしたので、その時からの関係です。

「データ入稿、プリントアウト建築」

に、ピンと来ました!

デジタルパワーの後ろ盾を得て、未来は日本発のクリエイティブが今の10倍爆発します。
その時の顔役になりそうな気がしたので、そうなるといいな、と思ってます。

和建設株式会社 取締役社長室長 中岡竜太郎氏



【プロフィール】
前職JTBで地方創生に関わる業務に従事。2021年地元高知にUターンする形で和建設に転職。宿泊事業や海外事業など事業開発を担当。

【コメント】
テクノロジーと豊かな創造性を駆使し、木の可能性を最大限に引き出してきたVUILDは、常に想像を超える建築を実現してきました。その挑戦は、豊かな森林資源を持つ日本の地域に新たな光を当てています。VUILDが描く未来の建築を私の想像力で捉えることは難しいですが、地域ゼネコンだからこそ共創できる領域があると確信しています。今後の展開を楽しみにし、共に歩んでいきたいと思います。
個人投資家 高島宏平氏(オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役)



【プロフィール】
東京大学大学院工学系研究科修了後、マッキンゼー日本支社を経て、2000年にオイシックス株式会社を設立。2013年に東証マザーズに上場。2022年プライム市場へ移行。2016年、移動スーパー「とくし丸」を子会社化。2017年に「大地を守る会」、2018年に「らでぃっしゅぼーや」と経営統合し、食品宅配ブランドを擁する新会社社長に就任。2024年シダックスを子会社化、現代表取締役社長。株式会社新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ代表取締役会長、一般社団法人EVIDENCE STUDIO共同代表理事、経済同友会 共助資本主義の実現委員会 委員長。

【秋吉コメント】
高島さんとは、経済同友会主催の能登マルチセクターダイアローグでお会いしました。経済性と社会性の両立を目指す「共助資本主義」を掲げ、リーダーとして堂々と振る舞われる姿に深い感銘を受けました。高島さんが「食」の世界で取り組まれている変革を、私たちは「住」の世界で実現したいと考えています。そのためには社会性だけでなく、経済性の追求にも真正面から挑戦していかなければなりません。その新たな決意をぜひ高島さんに応援していただきたく、このたびご出資いただくことになりました。
個人投資家 辻庸介氏(株式会社マネーフォワード 代表取締役)



【プロフィール】
京都大学農学部を卒業、ペンシルバニア大学ウォートン校MBA修了。ソニー株式会社、マネックス証券株式会社を経て、2012年に株式会社マネーフォワードを設立。2017年に東京証券取引所マザーズ市場、2021年にプライム市場上場。『マネーフォワード ME』の利用者数(アプリのダウンロード数およびWEB登録者数の累計)は約1730万、バックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』は41万以上の事業者にサービスを提供。SaaS×Fintechの領域で個人の家計・資産管理や資産形成、法人の経理財務・人事労務・法務の課題解決に取り組む。経済同友会 副代表幹事 スタートアップ推進総合委員会 委員長、シリコンバレー・ジャパン・プラットフォーム エグゼクティブ・コミッティー。新経済連盟 幹事。

【秋吉コメント】
辻さんとは、経済同友会主催のピッチイベントで初めてお会いしました。初出場のピッチコンテストということもあり、当時は大変緊張したことを覚えております。その後、辻さんの著書『失敗を語ろう』を拝読し、努力次第で人は変われるのだという大きな勇気をいただきました。辻さんが創業されたのが36歳。そして今、36歳の自分も「変わらなければならない」と強く感じています。クリエイターからビジネスマンへと脱皮する挑戦を、ぜひ辻さんに応援していただきたく、ご出資いただくことになりました。
株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO 丸幸弘氏



【プロフィール】
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。2002年大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。アジア最大級のディープテックベンチャーエコシステムを構築し、世界中のベンチャー企業や事業会社、大学、金融機関等と共に地球規模の課題解決に取り組む。株式会社ユーグレナをはじめとする多数のベンチャー企業の立ち上げや、東南アジアの海外子会社を含む30社のグループ会社の経営を担う。2022年より、東南アジアを中心に、地球や人類の課題解決に資するディープテックベンチャーの社会実装を目指す「グローバルファンド」を運営するUntroD Capital Asiaの代表取締役を兼務。

【コメント】
2024年12月22日、突然都内の喫茶店に呼び出され、そこで秋吉さんと出会いました。初めてお話ししたにも関わらず、いきなり出資の相談をされたことが今も印象深いですが、秋吉さんの熱意とVUILDの持つ世界観に共感し、その場で一緒にやろうと決めました。今後も、リジェネラティブ・シティなどの共同プロジェクトを通じて、「空間と人」「地域と技術」を結ぶ新たな知識製造業の基盤づくりに共に取り組んでいきます。

VUILD株式会社 代表取締役CEO 秋吉浩気のコメント




【プロフィール】
2017年に建築テック系スタートアップVUILDを創業し、「建築の民主化」を目指す。デジタルファブリケーションやソーシャルデザインなど、モノからコトまで幅広いデザイン領域をカバーする。
主な受賞歴にUnder 35 Architects exhibition Gold Medal賞(2019)、グッドデザイン金賞(2020)、Archi-Neering Design AWARD 2021 最優秀賞 (2022)、Archi-Neering Design AWARD 2023 最優秀賞(2024)、みんなの建築大賞大賞(2024), iF Design Award Gold Award(2025)。主な著書に、『メタアーキテクトー次世代のための建築』(2022)。

【コメント】
これまでの資金調達は、収益化の目途が立たない中で実施していたため、資金使途の大半が運転資金に充てられる、いわば「守りの資金調達」でした。一方、今回の資金調達は売上規模の拡大やキャッシュフローの安定を背景とした「攻めの資金調達」です。

調達資金は、長期的な成長を見据えた事業投資に充ててまいります。具体的には、1.AIによる設計プロセスの自動化、2.ロボティクスによる製造プロセスの自動化を推進します。

職人不足や建設費高騰といったマクロ環境が追い風となり、多くの製作・施工プロジェクトのご依頼をいただいています。現状は労働集約的に対応せざるを得ませんが、今回の投資によって設計から製造までをデジタル化し、全国・世界へ展開可能なスケーラビリティを実現してまいります。

直近1~2年は、自動化技術の検証とBtoB事業のトラクション獲得に注力し、その成果をもとに再度大型の資金調達を実施し、一気にスケールアップを図る計画です。

今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

マガジンハウス創立80周年記念イベント「マガジンハウス博”銀座から世界へ”」

株式会社マガジンハウスの創立80周年を記念し、Ginza Sony Parkとコラボレーションした特別イベント「マガジンハウス博 “銀座から世界へ”」を2025年10月10日(金)~10月25日(土)に開催いたします。本イベントは“銀座から世界へ”をコンセプトに、マガジンハウスが80年にわたり培ってきた雑誌文化の過去・現在・未来を象徴する多彩なコンテンツを体験いただけます。また、Ginza Sony Parkというユニークな会場の魅力を最大限に活かし、マガジンハウスの文化的資産に没入いただけるプログラムを展開してまいります。

場所:Ginza Sony Park
会期:10/10-10/25
主催:株式会社マガジンハウス
プレスリリース詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000547.000030125.html
特設サイト:https://magazinehouse80th.jp/

採用情報

現在、全職種でメンバーを積極募集中です。
VUILDのミッションや仕事内容に少しでも興味を持っていただける方は、ぜひご応募ください!

ホームページ:https://vuild.co.jp/career/
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/vuild
アーキテクチャーフォト:https://job.architecturephoto.net/jobs/035009/
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