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賠償の底流-東京電力福島第一原発事故

のどかな風景が広がる南相馬市原町区馬場地区

第5部 財物(31) 勧奨地点に「空手形」 資産評価求めADR

2015/10/15

 南相馬市原町区馬場地区は阿武隈山系の麓に広がる。東京電力福島第一原発事故直後は局地的に放射線量の高い場所が点在した。避難区域が設けられた同市小高区のように全域に避難指示が出...

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自宅で放射線量の資料を広げる藤原さん

第5部 財物(32) 和解勧告働き掛け 2つの基準に揺れる

2015/10/16

 「そもそも特定避難勧奨地点を指定する基準があいまいなんだ。それなのに何で指定の有無で宅地などの賠償に差が出るのか。理不尽だよ」。南相馬市原町区大谷地区の区長を務める藤原保正...

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東電から届いた賠償の書類を見る男性。今後の生活への不安が残る

第5部 財物(33) 避難先の新築困難 追加でも資金足りず

2015/10/17

 二本松市にある浪江町役場二本松事務所に寄せられる宅地や家屋の財物賠償に関する問い合わせは後を絶たない。産業・賠償対策課賠償支援係の3人が連日対応に追われている。主任主査兼係...

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大熊町に設けられた中間貯蔵施設の一時保管場。周辺では政府と地権者の用地交渉が進む

第5部 財物(34) 一方的な基準疑問 手続きの法制化必要

2015/10/19

 秋になると黄金色の稲穂を実らせる水田が大熊町夫沢2区にあった。東を向けば東京電力福島第一原発の西門が見える。今、その場所は原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建...

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木材のチップを手にする満山さん。原発事故後に購入した山林で伐採、搬出ができない状況が続いている

第5部 財物(35) 伐採、搬出もできず 県指針で新たな損害

2015/10/20

 「買った山から木を切り出せないんだ。この損失はどうなるのか」。白河市大信の素材生産業・産業廃棄物処理業「ミツヤマグリーンプロジェクト」社長の満山泰次さん(55)は、田村市船...

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「損害があるのに泣き寝入りだ」。永沼さんは立木賠償の煩雑さを指摘する

第5部 財物(36) 手続き複雑、断念も 森林の再生へ正念場

2015/10/22

 「賠償手続きが複雑で請求を断念する森林所有者は少なくない。原発事故による損害があるにもかかわらず、泣き寝入りだ」。ふくしま中央森林組合長の永沼幸人さん(75)は東京電力福島...

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19日の住民説明会の準備を進める鈴木さん(右)。生の声を聞く貴重な機会となる

第6部 ADR・訴訟 浪江(37) 町の決断揺るがず 住民の訴え届くのか

2015/12/18

 浪江町産業・賠償対策課賠償支援係の職員3人は17日、東京都内で弁護士と会っていた。「あさって、よろしくお願いします」。東京電力福島第一原発事故を受け、町民約1万5000人が...

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町から届く広報誌に見入る渡部さん。避難先から古里の行く末を案じる

第6部 ADR・訴訟 浪江(38) 苦痛の増加認める センター 避難の現状反映

2015/12/19

 平成26年1月、浪江町民が精神的慰謝料の増額を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)の現地調査が行われた。  元町職員の渡部慎也さん(40)=さいたま市に避難=は居住制限区域...

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東電に理解を求める馬場町長(中央)ら。東電の拒否姿勢は今も変わらない=平成26年7月

第6部 ADR・訴訟 浪江(39) 公平性欠ける内容 東電は和解案を拒否

2015/12/20

 浪江町民が東京電力福島第一原発事故に伴う精神的慰謝料の増額を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、原子力損害賠償紛争解決センターは平成26年3月に月5万円増額の和解案を示...

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東電が早期に和解案を受諾するよう願う佐藤さん。仮設住宅で亡くなった申立人も多い

第6部 ADR・訴訟 浪江(40) 「個別事情」で相違 和解の道のり険しく

2015/12/21

 浪江町民が東京電力福島第一原発事故に伴う精神的慰謝料の増額を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、平成26年3月に原子力損害賠償紛争解決センターが和解案を示してから1年9...

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