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3.11大震災・福島と原発

避難者訴訟原告団の記者会見で、思いを語る早川さん(前列左から2人目)=平成24年12月、いわき市

【国策への異議2】「避難者の無念晴らす」 敗訴20年、新たな闘い

2013/02/05

 「なぜ、また訴訟を起こす事態になってしまったのだろう」  楢葉町の宝鏡寺住職、早川篤雄(73)の胸中には、やりきれなさが込み上げた。  昨年12月初め。早川は「福島原発避難...

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原発に疑問を抱く住民は署名活動などで公聴会の開催を求めた。昭和48年9月、福島市で全国初の公聴会が開かれた

【国策への異議3】公聴会で反対訴える 推進の動きに訴訟決意

2013/02/06

 楢葉町の宝鏡寺住職、早川篤雄(73)は、書類の重さの感触を今も思い出す。そこには、町の有権者の4割に当たる約2200人分の署名が掲載されていた。  昭和47年、国の電源開発...

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福島第一原発事故の直後に、浜通りを訪れた際の調査結果などを説明する安斎さん

【国策への異議4】「防げず、申し訳ない」 かつての仲間が脳裏に

2013/02/07

 平成23年3月16日。東京電力福島第一原発事故から5日後だった。楢葉町の宝鏡寺住職、早川篤雄(73)の携帯電話が鳴った。  電話番号に見覚えはない。「反対運動に関わってきた...

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東電福島第一原発事故を受け、浜通りで調査に取り組む安斎さん=平成23年4月

【国策への異議5】反原発のよりどころ 発言、動向監視される

2013/02/09

 昭和47年12月、日本学術会議は「第1回原子力問題シンポジウム-原子力発電の安全について-」を開いた。  前年の46年3月に東京電力福島第一原発1号機が営業運転を開始してい...

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「福島原発訴訟」を振り返り、裁判資料に目を通す安田さん

【国策への異議6】庶民の権利守りたい 裁判に向け参加者募る

2013/02/10

 東京電力福島第一原発事故で被災した本県などの約350人は、慰謝料などを求めた集団訴訟を、事故から2年を迎える3月11日に、福島地裁に起こす。  1月初め、その訴訟の弁護団会...

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集大成された裁判資料。40年近く前に始まった「福島原発訴訟」の軌跡を示す

【国策への異議7】〝逆風〟の中で提訴 表立った参加見送りも

2013/02/11

 東京電力福島第一原発事故から数カ月後。福島市の弁護士、安田純治(81)は自らの事務所の倉庫から、ある資料を探し出した。  かつて弁護団長を務めた福島第二原発の原子炉設置許可...

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長年、原発問題に携わってきた伊東さん。いわき市の自宅には原発事故から2年近くが過ぎた今も多くの相談が寄せられている

【国策への異議8】不安より大きな期待 "利益共同体"が多数派

2013/02/14

 いわき市議や県議を務めた伊東達也(71)は、福島市で3月に開かれる日本科学者会議主催のシンポジウムに備え、資料の取りまとめに当たっている。  伊東は原発問題住民運動全国連絡...

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安田さんが事務所で保管している福島原発訴訟の資料

【国策への異議9】原告は全て県内住民 印紙代金めぐり交渉

2013/02/15

 昭和50年1月7日午前11時半ごろ、福島市民福祉会館(当時)の1室には熱気があふれた。福島原発訴訟の訴状提出に先立ち、原告と支援者らの決起集会が開かれていた。原告を含む約2...

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一審の判決結果を支援者や報道関係者に示す早川さん=昭和59年7月、福島地裁

【国策への異議10】裁判は子孫への言葉 弁護士の励ましが支え

2013/02/16

 福島原発訴訟は昭和50年1月の提訴後、9年半にわたり、福島地裁で45回の口頭弁論を繰り広げた。  59年7月23日。福島地裁には午前8時すぎから原告団や支援者、報道関係者ら...

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【国策への異議11】安全性判断に限界も 原告「司法逃げたのか」

2013/02/17

 控訴棄却は、原告の住民にとって予想していた範囲内だった。平成2年3月20日午後1時半すぎ。仙台高裁101号法廷に、裁判長の静かな声が響いた。  続けて、裁判長は判決理由を読...

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