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3.11大震災・福島と原発

津波で水に浸かった福島第一原発1号機の非常用ディーゼル発電機=東京電力の「社内事故調」の最終報告書より

【推進と悔恨のはざま11】設計の基本変わらず 津波対策不備の一因

2012/08/03

 強い揺れを感じた瞬間、東京電力元常務の二見常夫(69)はかつて勤めた福島第一、福島第二の各原発が脳裏に浮かんだ。「電源は大丈夫か」  昨年3月11日、神奈川県二宮町の自宅に...

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「社内事故調」の最終報告書を説明する東京電力の幹部=6月20日、福島市

【推進と悔恨のはざま12】安全の優先度に課題 過酷事故対策多様化を

2012/08/04

 国会の事故調査委員会(事故調)は東京電力福島第一原発事故を「明らかに人災」と結論付けた。  また、津波対策について、国会事故調は「想定外だったとするのは責任回避の方便」と指...

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東京電力福島第一原発に押し寄せる津波。発電所が浸水し、過酷事故の原因の一つとなった=平成23年3月11日撮影、東京電力提供

【巨大津波 遅れた対策1】国、大地震の説明延期 研究データ伝わらず

2012/10/10

 県庁西庁舎8階にある県災害対策課の電話が鳴った。東日本大震災が起きる1カ月ほど前の昨年2月16日。受話器から聞こえてきた声は、国の地震調査研究推進本部の担当職員だった。  ...

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【巨大津波 遅れた対策2】過去の事例少なく 専門的な研究進まず

2012/10/11

 「発生回数の多い地震への備えが優先されがちだった。津波は事例が少なく、対策を講じにくかった」。県災害対策課長の小松一彦(57)は地震と津波に対する県の取り組みの歴史を振り返...

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【巨大津波 遅れた対策3】被害想定追い付かず 科学的な解析が不可欠

2012/10/12

 県は災害への備えを盛り込んだ県地域防災計画を昭和38年度に初めてまとめた。その2年前に定められた災害対策基本法で、都道府県が、それぞれの地域の計画をつくることになった。  ...

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【巨大津波 遅れた対策4】浸水面積、予想超す 市町「マップ」作ったが...

2012/10/13

 死者466人  重傷者737人  建物全壊2270棟  「津波はこれほど甚大な被害を出すのか...」。県生活環境部次長の古市正2(56)は余りにも大きな数字を見て、がくぜん...

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津波で大きな被害を受けた大熊町の県栽培漁業センター。町を襲った津波の浸水面積は、想定の約4倍に上った=平成23年3月撮影、大熊町提供

【巨大津波 遅れた対策5】マップ、避難の参考に 「全町民」拡大は想定外

2012/10/14

 東京電力福島第一原発が立地する大熊町は、原発事故後、会津若松市に役場機能を移した。その一室で、町環境対策課課長補佐の武内佳之(55)は1年7カ月前の「3・11」を思い起こし...

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【巨大津波 遅れた対策6】1000年単位は研究途上 全貌判明前に大震災

2012/10/16

 平成18年、県は本県沿岸の津波浸水想定の検討委員会を設けた。そのころ、茨城県つくば市にある独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)や国内の研究機関が調査していた地震があっ...

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津波で大きな被害を受けた浪江町請戸地区周辺。奥には東京電力福島第一原子力発電所の排気筒が見える=平成23年4月撮影

【巨大津波 遅れた対策7】観測データに限界 専門家に悔しさにじむ

2012/10/17

 昨年3月11日、ラジオのニュースは、東日本大震災による巨大な津波の襲来を知らせていた。  東北大の災害科学国際研究所教授を務める越村俊一(40)はニュースを聞きながら、自ら...

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【巨大津波 遅れた対策8】東電の備え不十分 最新研究成果生かせず

2012/10/18

 「事前の津波評価の時に、必要な対策を採れたのではないか?」  東京電力が今月12日に明らかにした社内の作業チームの報告に記された一文だ。福島第一原発事故から1年7カ月の間、...

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