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3.11大震災・福島と原発

東日本大震災によって福島第一原発に押し寄せた津波。原発は未曽有の危機に陥った=平成23年3月11日、東京電力提供

【推進と悔恨のはざま1】政府の対応遅れ懸念 元東電幹部焦り募らす

2012/07/23

 成田空港に向かっていた日航機は中国上空を飛んでいた。機長の声が響く。「関東地方で大きな地震が発生。どこに降りるか指示を待つ」。昨年3月11日午後4時半ごろだった。  搭乗客...

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平成23年3月15日撮影の福島第一原発。1号機(左手前)が水素爆発するなど1~4号機で次々と事故が起きた=東京電力提供

【推進と悔恨のはざま2】「情報が滞っている」 助言の判断材料不足

2012/07/24

 昨年3月11日、海外出張から帰国した日本原子力産業協会理事長の服部拓也(68)は、関西国際空港近くのホテルで眠れぬ夜を明かした。乗っていた日航機は成田空港を目指していたが、...

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原子力安全委員会事務局が入る中央合同庁舎4号館。詰めていた専門家に情報が十分に入らなかった

【推進と悔恨のはざま3】安全委は「機能不全」 官邸主導で事故対応

2012/07/25

 原子力安全委員会は東日本大震災の発生から約一時間後、外部の専門家による助言組織の設置を決めた。  委員会事務局は、助言組織のメンバーである「緊急事態応急対策調査委員」に招集...

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【推進と悔恨のはざま4】当事者の評価に限界 立地地域から不満噴出

2012/07/26

 東京電力の福島第一原発事故調査委員会(社内事故調)は6月20日、最終報告書を公表した。福島市内で記者会見した東電常務(当時)の山口博(61)は「想定していた高さを上回る津波...

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水に漬かった福島第一原発1号機の電源盤=東京電力の社内事故調の最終報告書より

【推進と悔恨のはざま5】備えに現実感伴わず 電源盤に水、ベント難航

2012/07/27

 日本原子力産業協会理事長の服部拓也(68)は、東京電力福島第一原発事故が大惨事となった要因の1つに電源盤の冠水を挙げる。「外部から電源車を持ち込んでも、電気を機器類に配分す...

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1号機の引き渡し式でGEの所長から鍵を受ける今村所長(左)=東京電力「福島第一原子力発電所45年のあゆみ」から

【推進と悔恨のはざま6】稼働前、社員手探り 不具合、停止相次ぐ

2012/07/28

 日本原子力産業協会理事長の服部拓也(68)は、東京電力福島第一原子力発電所に勤務経験がある。機械課の担当社員と副長、所長の計3回、合わせて5年半ほど働いた。  太平洋戦争中...

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県原発所在町協議会でトラブルを説明する服部氏(左側中央)=平成12年8月

【推進と悔恨のはざま7】トラブル続き陳謝 信頼関係今も自問自答

2012/07/29

 平成12年6月に東京電力福島第一原発所長に就いた服部拓也(68)は、立地地域に対する説明とおわびの行脚を続けた。就任から1カ月ほどで福島第一、福島第二の両原発でトラブルが相...

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水素爆発した福島第一原発1号機。廃炉に必要な研究開発が課題だ=平成23年3月12日撮影、東京電力提供

【推進と悔恨のはざま8】廃炉達成まで関わる 業界「技術の土台築く」

2012/07/30

 「福島の再生が成し遂げられなければ、日本の原子力の将来はない」。日本原子力産業協会理事長の服部拓也(68)は、原子力産業界として廃炉達成まで関わる考えを強調する。  福島第...

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基礎工事をほぼ終えた福島第一原発1号機。原子炉はGE製が導入された=昭和42年ごろ

【推進と悔恨のはざま9】「完成品」と信じ導入 米国の技術そのまま

2012/08/01

 「福島は第二の古里。県民の皆さんにおわびしたい」。東京・目黒区の東京工大キャンパスの1室で、特任教授の二見常夫(69)は口を開いた。東京電力元常務で、福島第一原発所長も務め...

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応力腐食割れに備え、交換された新しいシュラウド(原子炉内にあるステンレス鋼の隔壁)=東京電力福島第一原発、平成11年

【推進と悔恨のはざま10】輸入製トラブル続く 迫られた国産技術開発

2012/08/02

 昭和46年3月に営業運転を開始した東京電力福島第一原発1号機は、トラブルが相次いだ。  「完全に実証された原子炉(デモンストレーテド・リアクター)」。受注した米国のゼネラル...

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