【巨大津波 遅れた対策9】「敷地超え」考えなし 緊迫感、想像力欠ける
東京電力福島第一原発が設計された昭和40年ごろ、津波に関する明確な基準は存在しなかった。このため、東電は過去の津波の痕跡を基に設計を進めた。いわき市・小名浜港で観測された最...
もっと見る...東京電力福島第一原発が設計された昭和40年ごろ、津波に関する明確な基準は存在しなかった。このため、東電は過去の津波の痕跡を基に設計を進めた。いわき市・小名浜港で観測された最...
もっと見る...「あくまで仮想的な事例に対する勉強だと認識していた」。東京電力の原子力・立地本部原子力品質・安全部長の福田俊彦(54)は、ある勉強会を振り返った。 「溢水(いっすい)勉強...
もっと見る...東京電力が論文を入手したのは、福島第一原発事故が起きる2年半ほど前の平成20年秋だった。 論文の提供者は、茨城県つくば市にある独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)の...
もっと見る...「貞観(じょうがん)地震というものがあり、津波は塩屋崎沖地震とは比べものにならない非常にでかいものが来ている。全く触れられていないのはどうしてなのか」 平成21年6月24...
もっと見る...東日本大震災が発生する前まで、東京電力は土木学会の「原子力発電所の津波評価技術」を基本に、福島第一原発などの各原発の津波対策に取り組んできた。 東電は昭和40年ごろ、福島...
もっと見る...陸奥国で地震が起き、人馬に大きな被害をもたらした。壊れた建物は数知れない。津波が遡上(そじょう)して、城下に至り、溺死者は1000人に及んだ-。 貞観(じょうがん)11(...
もっと見る...「基本的に、違うことは起こらない」 茨城県つくば市にある独立行政法人・産業技術総合研究所の活断層・地震研究センター長の岡村行信(57)は貞観(じょうがん)11(869)年...
もっと見る...南相馬市に本社を置く庄建技術の技師長兼技術部長、高橋正則(63)は、昭和35年5月に本県沿岸に押し寄せたチリ地震津波を鮮明に記憶している。 「波がゆっくり、何回も引いたり...
もっと見る...相馬市にある相馬東高で昨年12月、外部講師による特別授業が行われた。招かれたのは、南相馬市の庄建技術で技師長兼技術部長を務める高橋正則(63)だった。 高橋は地面を掘り起...
もっと見る...楢葉町大谷の宝鏡寺は、東京電力福島第一原発から南西に約15キロの場所にある。原発事故後、町内は寺の周辺を含む大半の地域が警戒区域に指定され、立ち入りを制限された。 東日本...
もっと見る...