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3.11大震災・福島と原発

【巨大津波 遅れた対策9】「敷地超え」考えなし 緊迫感、想像力欠ける

2012/10/19

 東京電力福島第一原発が設計された昭和40年ごろ、津波に関する明確な基準は存在しなかった。このため、東電は過去の津波の痕跡を基に設計を進めた。いわき市・小名浜港で観測された最...

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【巨大津波 遅れた対策10】国と東電、課題は認識 「仮想」と抜本策 先送り

2012/10/20

 「あくまで仮想的な事例に対する勉強だと認識していた」。東京電力の原子力・立地本部原子力品質・安全部長の福田俊彦(54)は、ある勉強会を振り返った。  「溢水(いっすい)勉強...

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津波で浸水した東京電力福島第一原発。震災前に出された貞観津波の論文を基に、東京電力は大津波を調査・研究していた=平成23年3月11日、東京電力提供

【巨大津波 遅れた対応11】本県沿岸で痕跡確認 土木学会の結論待ち

2012/10/21

 東京電力が論文を入手したのは、福島第一原発事故が起きる2年半ほど前の平成20年秋だった。  論文の提供者は、茨城県つくば市にある独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)の...

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産総研活断層・地震研究センター長として研究に取り組む岡村氏

【巨大津波 遅れた対策12】東電の見解に異論 「貞観」の検討求める

2012/10/22

 「貞観(じょうがん)地震というものがあり、津波は塩屋崎沖地震とは比べものにならない非常にでかいものが来ている。全く触れられていないのはどうしてなのか」  平成21年6月24...

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東日本大震災後に福島第一原発に設けられた仮設の防潮堤=平成23年6月撮影、東京電力提供

【巨大津波 遅れた対策13】「揺れ」への安全優先 敷地の高さを過信

2012/10/23

 東日本大震災が発生する前まで、東京電力は土木学会の「原子力発電所の津波評価技術」を基本に、福島第一原発などの各原発の津波対策に取り組んできた。  東電は昭和40年ごろ、福島...

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産総研が行った貞観津波の堆積物を調べる掘削調査=産総研の活断層・地震研究センター編集・発行「AFERCNEWS\u3000№16」より

【巨大津波 遅れた対策14】痕跡調べ成果を報告 国の公表前に大震災

2012/10/24

 陸奥国で地震が起き、人馬に大きな被害をもたらした。壊れた建物は数知れない。津波が遡上(そじょう)して、城下に至り、溺死者は1000人に及んだ-。  貞観(じょうがん)11(...

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【巨大津波 遅れた対策15】仕組み解明し後世に 確かさと素早さに悩み

2012/10/25

 「基本的に、違うことは起こらない」  茨城県つくば市にある独立行政法人・産業技術総合研究所の活断層・地震研究センター長の岡村行信(57)は貞観(じょうがん)11(869)年...

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 東日本大震災で南相馬市内に遡上(そじょう)した津波。撮影時の遡上高は標高10.5メートル程度=平成23年3月11日、高橋正則氏撮影

【巨大津波遅れた対策16】「チリ」大きく上回る 迫る高波、避難促す

2012/10/26

 南相馬市に本社を置く庄建技術の技師長兼技術部長、高橋正則(63)は、昭和35年5月に本県沿岸に押し寄せたチリ地震津波を鮮明に記憶している。  「波がゆっくり、何回も引いたり...

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貞観津波が運んだとみられる地層を相馬東高の生徒に説明する高橋氏(右から2人目)=平成23年12月

【巨大津波 遅れた対策17】地層に「貞観」の痕跡 歴史、教訓語り継ぐ

2012/10/27

 相馬市にある相馬東高で昨年12月、外部講師による特別授業が行われた。招かれたのは、南相馬市の庄建技術で技師長兼技術部長を務める高橋正則(63)だった。  高橋は地面を掘り起...

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本尊があった場所を見詰める早川さん。その手前には納骨できない遺骨が安置されている=楢葉町・宝鏡寺

【国策への異議1】司法判断に悔しさ 訴え続けた不安現実に

2013/02/04

 楢葉町大谷の宝鏡寺は、東京電力福島第一原発から南西に約15キロの場所にある。原発事故後、町内は寺の周辺を含む大半の地域が警戒区域に指定され、立ち入りを制限された。  東日本...

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