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3.11大震災・福島と原発

【共生の功罪1】地域の「夢」破れる 運転40年 自立を模索中

2011/10/20

 「政府の動きはとにかく遅い。これじゃ、いつまでたっても町に帰れねえよ」  15日、千葉市民会館で開かれた大熊町の町政懇談会。町長の渡辺利綱(64)は、焦りやいら立ちの声をじ...

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【共生の功罪2】出稼ぎ脱却したい 求めた豊かな古里

2011/10/20

 大熊町教育長の武内敏英(67)は、子どものころを思い出すたびに切なくなる。「毎年秋になると寂しかったな」  昭和30年前後。中学校や高校を卒業した若者が町内で選べる就職先は...

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【共生の功罪3】強い期待 誘致実現

2011/10/20

 「長者が原」と呼ばれる原野に足を踏み入れると、人の背丈よりも高い草木に囲まれ、しばしば方角が分からなくなった。昭和30年代半ば、大熊町職員だった山岸三夫(74)は、うっそう...

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【共生の功罪4】建設、運転で町発展 雇用、経済依存増す

2011/10/20

 昭和38年、東京電力は大熊町の常磐線大野駅前の民家に仮事務所を設けた。原子力発電所建設に向けた土木調査などが目的で、東電社員ら十数人が詰めた。  「部屋に上がって一緒に飲も...

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【共生の功罪5】受け入れ準備奔走 用地交渉難航せず

2011/10/22

 昭和37年に大熊町長に就いた志賀秀正は、町内への原子力発電所の立地が最終決定すると、受け入れ準備に奔走した。  東京電力の社宅用地買収の際の出来事だ。夜が明けて間もなく、地...

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【共生の功罪6】税金、交付金で潤う 現実前にして困惑

2011/10/22

 「町職員としての最初と最後を比べたら、天と地の差がある」。元大熊町職員、黒木和美(76)は人生を顧みる。2つの村が合併した大熊町の誕生間もない昭和31年から40年近くにわた...

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【共生の功罪7】地域の変貌に喜び 古里の将来見えず

2011/10/24

 前大熊町長の志賀秀朗(80)は今月9日、傘寿を迎えた。避難先のいわき市のアパートには、県内外から息子・娘夫婦と孫の合わせて30人近くが顔をそろえた。  町を離れて7カ月余り...

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【共生の功罪8】恩恵 町民に還元 除染、雇用を懸念

2011/10/24

 震災と原発事故で大熊町民の4割弱に当たる約4300人が会津若松市周辺で暮らす。「これ、間違ってるよ」。仮設住宅に入った町民が上下水道の請求書を見て、慌てて検針員を追い掛けた...

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【共生の功罪9】機能不全に無力感 早期の収束誓う

2011/10/25

 3月11日の地震発生から約9時間後。時計の針は12日午前0時に近づいていた。  県原子力安全対策課長、小山吉弘(59)は自ら車を運転し、真夜中の大熊町に到着した。東京電力福...

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【共生の功罪10】発展 支えた自負 立地地域 苦悩続く

2011/10/26

 地震から一夜明けた3月12日午前6時前。町役場で朝を迎えた大熊町長、渡辺利綱(64)に電話が入った。声の主は首相補佐官の細野豪志(現原発事故担当相)。原発から半径10キロ圏...

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