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3.11大震災・福島と原発

郡山市ふれあい科学館が入居するJR郡山駅前のビッグアイ。科学館の整備費の一部には間接的に東電からの寄付を充てた

【振興への駆け引き9】東電、財団通じ寄付 直接の関係を避ける

2012/01/30

 「準備していたのに、おかしいじゃないか」  平成6年、郡山市役所の一室で市幹部は不快感を示した。東京電力が以前から市内に建設を申し出ていたドーム付きサッカー施設の計画が突然...

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県庁内の現地対策本部を訪れた財務相在任中の野田首相。入居する本庁舎建築の際には東電からの寄付があったとされる=23年4月

【振興への駆け引き10】困った時の東電頼み 未来博、世界大会...

2012/01/31

 「東北電力さんと同じ額ではない金額で、お願いしたい」  平成10年、うつくしま未来博の開催を3年後に控え、県は出展企業や協賛を募る作業を本格化させていた。当時、未来博準備の...

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富岡町の夏の風物詩となっていた「富岡夏まつり」。協賛企業には東電も含まれていた

【振興への駆け引き11】繰り返された「寄付」 地域自立への道 続く

2012/02/01

 東京電力福島第一原発事故から数カ月が過ぎた昨年夏。富岡町観光協会の幹部(60)は葬儀の席で、知り合いを見掛けた。富岡、楢葉両町に立地する福島第二原発に、かつて勤務していた東...

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航空自衛隊大滝根山分屯基地に到着した池田氏(中央)=平成23年3月11日午後10時すぎ

【「前線基地」の苦悩1】現地到着 手間取る 混乱の中 初動対応

2012/02/26

 阿武隈山系の静けさに回転翼の音がとどろく。大型輸送ヘリコプター「CH-47」が漆黒の夜空から着陸体勢に入った。  川内村と田村市にまたがる航空自衛隊大滝根山分屯基地。頂の標...

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オフサイトセンター1階にある非常用発電機室。手探りでの復旧が続いた(県のパンフレットより)

【「前線基地」の苦悩2】電源復旧大幅遅れ 暗闇で手探りの作業

2012/02/27

 昨年3月11日。原子力安全・保安院の職員、横田一磨は大熊町の東京電力福島第一原発の研修棟にいた。福島第一原子力保安検査官事務所長として、四半期に1度開かれる保安検査会議に出...

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オフサイトセンターで行われた活動訓練。国や各自治体への電話連絡方法も確認した=平成22年10月

【「全線基地」の苦悩3】電話不通 情報足りず 衛星回線にも不安

2012/02/28

 政府の原子力災害現地対策本部長、池田元久は、東京にいる経済産業大臣の海江田万里と連絡を取ろうとした。だが、電話はなかなかつながらない。  池田は昨年3月12日午前零時前、政...

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【「前線基地」の苦悩4】線量データ入らず 職員自ら車で測定

2012/02/29

 停電、電話の不通...。大熊町にある県原子力センターの所長、板垣繁幸は昨年3月11日から「まさか、まさかの連続」に追い立てられた。  東京電力福島第一原発事故に対応する政府...

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避難指示に緊張が走る富岡町災害対策本部。このころオフサイトセンターは市町村との連絡が取れにくくなっていた=昨年3月12日午前6時すぎ、学びの森

【「前線基地」の苦悩5】県の避難誘導「限界」 情報、連絡手段乏しく

2012/03/01

 南相馬市の県合同庁舎にある県相双地方振興局に、地震や津波の甚大な被害状況が入りだした。昨年3月11日午後9時ごろ。震災発生から約6時間が過ぎていた。  「大熊町のオフサイト...

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福島第一原発で、東京電力幹部(右側)らから説明を受ける菅首相(左から2人目)=昨年3月12日午前(内閣広報室提供)

【「前線基地」の苦悩6】菅氏の怒鳴り声響く「総理 落ち着かせろ」

2012/03/02

 停電が続いた大熊町のオフサイトセンターに明かりが戻った。国や県の現地対策スタッフは間借りしていた隣の県原子力センターから次々に移動した。昨年3月12日午前3時17分。震災発...

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震災後、1年近くが過ぎてもオフサイトセンターに残されている飲みかけの飲料水=2日

【「前線基地」の苦悩7】食料、水備蓄わずか 肉体、精神とも限界に

2012/03/03

 原発事故の政府現地対策本部が置かれた大熊町のオフサイトセンターにカレーのにおいが漂った。本部に詰めた政府関係者は、食欲が湧かなかった。「好みを言ってはいけない状況だったが、...

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