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3.11大震災・福島と原発

オフサイトセンター内に残っているホワイトボードのメモ。1号機から4号機のプラントの状況などが記されている=2日

【「前線基地」の苦悩8】続く爆発 高まる緊張 屋内外の線量 急上昇

2012/03/04

 震災発生から一夜明けた昨年3月12日朝、大熊町のオフサイトセンター内で、政府や県、東京電力などの関係者は緊迫した雰囲気の中で対応に追われた。原子炉は停止したが、燃料は熱を放...

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池田氏が書き留めたメモ。福島第一原発2号機の事故進展予測が記されている

【「前線基地」の苦悩9】屋内でも防護服着用 施設改善 勧告生きず

2012/03/05

 東京電力の担当者の報告は最悪の展開を予測させた。「ついに来るものが来た」。大熊町のオフサイトセンターで、政府の現地対策本部長で経済産業副大臣の池田元久は感じた。震災発生から...

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2日、報道陣に公開された大熊町のオフサイトセンター。鉄筋コンクリートの建物に目立った被害は見当たらないが、施設内での被ばくを低減できる換気設備がなかった

【「前線基地」の苦悩10】抜け落ちた換気対策 ソフト面の改善優先

2012/03/06

 「今になってみれば、オフサイトセンターにフィルターを設置していなかったのは痛恨だった。対処していれば、もう少し持ちこたえられたかもしれない」。経済産業省原子力安全・保安院の...

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オフサイトセンターの代替施設とされた県南相馬合同庁舎の会議室。地震で被災した天井の修復工事が行われている

【「前線基地」の苦悩11】発生翌日「移転」の声 代替の南相馬、断念

2012/03/07

 大熊町に設けられた原子力災害対策拠点・オフサイトセンターは窮地に追い込まれた。一般電話回線の不通や食料不足などに加え、東京電力福島第一原発の相次ぐ爆発などによって、センター...

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 県庁本庁舎5階にある政府の現地対策本部。本来ならば、大熊町のオフサイトセンターで活動を続けるはずだった=7日

【「前線基地」の苦悩12】真夜中 突然「県庁へ」 震災から5日で撤退

2012/03/08

 県施設管理課長の黒田啓一は県庁から郡山市の自宅に帰るため、車を運転していた。震災発生から4日目の昨年3月14日から15日に差し掛かる真夜中だった。携帯電話が鳴り、車を止めた...

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小沢氏が昨年5月下旬に訪ねたときのオフサイトセンターの入り口付近。段ボールやビニールが散乱していた

【「前線基地」の苦悩13】現地復帰求める声も 国、当面は県庁で対応

2012/03/09

 玄関での問い掛けに返答はなかった。昨年5月下旬、大熊町のオフサイトセンターに県議、小沢隆の声だけが響いた。東京電力福島第一原発事故の政府現地対策本部がオフサイトセンターから...

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通信機器やパソコンが置かれたオフサイトセンターの全体会議エリア=2日

【「前線基地」の苦悩14】中間報告、甘さ指摘 連絡や対応 検証続く

2012/03/10

 政府の原子力災害現地対策本部長を務めた衆院議員の池田元久は先月、厚生労働省の幹部を議員会館の自室に呼び出した。  昨年9月、衆院厚生労働委員長に就き、東京電力福島第一原発事...

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 空間線量の測定などに当たる大熊町の県原子力センター。隣接するオフサイトセンターと一体となって原発事故に対応した

【「前線基地」の苦悩15】場所選び、地元任せ 手狭な敷地に建設

2012/03/11

 対岸の火事で済まされる事故ではなかった。平成11年9月30日、茨城県東海村のジェー・シー・オー(JCO)東海事業所で臨界事故が発生した。  「本県で同じような事故が起きる可...

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「半径3キロ避難」「10キロ退避」と記されたオフサイトセンターの地図。東電福島第一原発を中心に複数の同心円が書き込まれた

【「前線基地」の苦悩16】国、10キロ圏内を指示 重大事故「心配ない」

2012/03/13

 原子力災害対策拠点・オフサイトセンターの設置場所の絞り込みに当たって、国から立地地域への最大の指示は「原発から10キロ圏内」だった。  建設準備が始まった平成12年ごろ、国...

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平成13年4月に行われたオフサイトセンター建設工事の安全祈願祭。完成時期などをめぐり県と国の交渉は難航した

【「前線基地」の苦悩17】国の性急さに戸惑う 県に要望の余地なし

2012/03/14

 「1年間で完成させてほしい」  「そんな短期間で完成させるのは難しい」  平成12年4月。県消防防災課の災害対策係主査に着任した菊地英喜(49)は国の要請に困惑した。  茨...

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