福島をつくる(61) 第5部 酒づくり 喜多の華酒造場(喜多方) 夫婦で蔵元を再建
秋晴れとなった10月中旬。昔ながらの酒づくりの道具が所狭しと並ぶ蔵の中に、一仕事を終えた若夫婦の姿があった。「あれも、これも最初は何も分からなかったよ」。喜多方市の喜多の華...
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もっと見る...会津若松市にある県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの研究室。冷蔵庫には、さまざまな酵母でつくった清酒が並ぶ。 醸造・食品科長の鈴木賢二(54)は新たな酵母の研究を続...
もっと見る...いわき市内郷高坂町にある四家酒造店の事務所に寄せ書きが飾られている。平成8年、「又兵衛」が全国新酒鑑評会で初めて金賞に輝いたのを祝福し、知人らから贈られた。「あの時の喜びは...
もっと見る...会津若松市の県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターで9月10日に開かれた県秋季鑑評会。蔵元が魂を込めてつくった酒を利き酒し、採点していく。「香り良し」「素晴らしい味の膨ら...
もっと見る...「うちの伝統の味とは異なる自分の酒を造りたかった」。古殿町にある豊国酒造の矢内賢征(けんせい)(29)は醸造タンクの温度計を見詰めた。愛情を込めて管理しているのは平成23年...
もっと見る...ひんやりとした蔵にほのかな甘い香りが漂う。「おいしくなれよ」。会津坂下町の曙酒造の杜氏(とうじ)鈴木孝市(31)はタンクに仕込んだ日本酒の状態を確認しながらそっと言葉を掛け...
もっと見る...猪苗代町にある稲川酒造店の杜氏(とうじ)阿部毅(42)は10月中旬、町内の115号国道沿いの田んぼで、2年目となる酒造好適米「夢の香(かおり)」の稲刈りに汗を流していた。コ...
もっと見る...二本松市の大七酒造社長・太田英晴(55)は「Sake is sexy」の見出しが躍るオランダの新聞を広げた。平成20年に同国で開かれたワイン国際見本市に初めて日本酒を出品し...
もっと見る...「この酒は冷やして飲んでね。あちらは熱かんでも大丈夫ですよ」。福島市で唯一の蔵元・金水晶酒造店に明るい声が響く。常務の斎藤美幸は、本社に隣接する売店に並んだ商品を指さし、客...
もっと見る...喜多方市の夢心酒造社長・東海林伸夫(46)は10月中旬、蔵で酒のもととなる酒母をかき混ぜていた。「海外でも喜んでもらえるいい新酒ができそうだ」。自然と笑みがこぼれた。 同...
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