【川俣・無防備の戸惑い8】手探り、近づく限界 独自計画づくりを指示
東日本大震災から数日後の早朝、川俣町長の古川道郎(67)は1人で福島市に向かった。行き先は県庁の西隣にある県自治会館の3階。県が設けた災害対策本部だった。 東京電力福島第...
もっと見る...東日本大震災から数日後の早朝、川俣町長の古川道郎(67)は1人で福島市に向かった。行き先は県庁の西隣にある県自治会館の3階。県が設けた災害対策本部だった。 東京電力福島第...
もっと見る...東日本大震災から丸1年に差し掛かる3月上旬、川俣町は向こう10年間の町復興計画をまとめた。 24年度からの重点事業の中に、1つの項目が掲げられた。「町地域防災計画の見直し...
もっと見る...川俣町長の古川道郎(67)ら町や県の関係者が木づちを振った。薄暗いトンネルの中に鏡開きの音と拍手が響く。 東日本大震災から1年を目前にした3月4日。町内の小綱木(こつなぎ...
もっと見る...「道路知事」と呼ばれた木村守江は昭和39年の就任直後から、県内の道路整備を県政の重点施策に掲げた。福島市と浪江町を結ぶ114号国道の舗装は40年代前半に一気に進んだ。 「...
もっと見る...川俣町山木屋地区の計画的避難が昨年5月に始まってから丸1年が過ぎた。2度目の初夏を迎え、田畑の雑草が昨年以上に目立つ。野生動物が時折、道路を横切る。 「人が住まないことが...
もっと見る...21日、川俣町山木屋地区の地域安全パトロール隊が浪江町との境に差し掛かった。車から出ると線量計の警告音が鳴り続いた。 隊長の大内和紀(57)ら隊員が視線を向けた先には、毎...
もっと見る...昨年3月11日、本宮市は東日本大震災で震度6弱の強い揺れに襲われた。4号国道沿いにある医療法人落合会・東北病院は、雪が舞う中で患者を無事に避難させた。停電には非常用電源と発...
もっと見る...東京電力福島第一原子力発電所は、事故から1年3カ月が過ぎようとしている。だが、4号機燃料プールの冷却設備や温度計の不具合などが相次ぐ。政府や東電が掲げる工程表の通りに収束作...
もっと見る...昭和47年6月、新設された県環境保全課・企画調整班にとって、原発の立地に伴う住民の安全確保が大きな仕事だった。3年前、県は東京電力と安全確保協定を結び、立地地域の立場で原発...
もっと見る...県や原発の立地町には、原発の運転に関して電力会社を指導・監督する法律上の権限はない。原子力安全対策を担当した元県職員、落合良二(68)は「東京電力と結んだ安全確保協定は、地...
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