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3.11大震災・福島と原発

保健センターに設けた町災害対策本部で、職員に訓示する古川町長(手前)=昨年3月13日、川俣町提供

【川俣・無防備の戸惑い8】手探り、近づく限界 独自計画づくりを指示

2012/05/19

 東日本大震災から数日後の早朝、川俣町長の古川道郎(67)は1人で福島市に向かった。行き先は県庁の西隣にある県自治会館の3階。県が設けた災害対策本部だった。  東京電力福島第...

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原子力災害に備え、川俣町が独自にまとめた2つの計画案の冊子

【川俣・無防備の戸惑い9】町独自に想定し対策 国、県の不備教訓に

2012/05/20

 東日本大震災から丸1年に差し掛かる3月上旬、川俣町は向こう10年間の町復興計画をまとめた。  24年度からの重点事業の中に、1つの項目が掲げられた。「町地域防災計画の見直し...

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川俣町の114号国道小綱木トンネルの貫通を祝い、鏡開きに臨む関係者。右は古川町長=3月4日

【川俣・無防備の戸惑い10】114号整備 舗装を優先 急カーブ、坂道が残る

2012/05/21

 川俣町長の古川道郎(67)ら町や県の関係者が木づちを振った。薄暗いトンネルの中に鏡開きの音と拍手が響く。  東日本大震災から1年を目前にした3月4日。町内の小綱木(こつなぎ...

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114号国道「渡利バイパス」の絵馬平トンネル-渡利トンネル間。左奥は福島市の市街地

【川俣・無防備の戸惑い11】「故郷への道整備を」 バイパス工事今も続く

2012/05/22

 「道路知事」と呼ばれた木村守江は昭和39年の就任直後から、県内の道路整備を県政の重点施策に掲げた。福島市と浪江町を結ぶ114号国道の舗装は40年代前半に一気に進んだ。  「...

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除染説明会で配られた資料に目を通す山木屋地区自治会の大内会長(右)=4月26日、川俣町保健センター

【川俣・無防備の戸惑い12】国の除染方針に不満 根強い「山林先行」の声

2012/05/23

 川俣町山木屋地区の計画的避難が昨年5月に始まってから丸1年が過ぎた。2度目の初夏を迎え、田畑の雑草が昨年以上に目立つ。野生動物が時折、道路を横切る。  「人が住まないことが...

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114号国道の川俣町と浪江町との境を巡回する地域安全パトロール隊員。行く先々で線量を確かめている=5月21日午後5時ごろ

【川俣・無防備の戸惑い13】再び故郷へ 思い強く 健康、除染...課題尽きず

2012/05/24

 21日、川俣町山木屋地区の地域安全パトロール隊が浪江町との境に差し掛かった。車から出ると線量計の警告音が鳴り続いた。  隊長の大内和紀(57)ら隊員が視線を向けた先には、毎...

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大熊町に開設された県原子力対策駐在員事務所の開所式(昭和48年6月)。県は県民の安全確保のために独自の取り組みを始めた=「県原子力安全行政10周年記念誌」より

【安全への問い掛け1】県、独自監視へ手探り 国と法律 立ちはだかる

2012/06/04

 昨年3月11日、本宮市は東日本大震災で震度6弱の強い揺れに襲われた。4号国道沿いにある医療法人落合会・東北病院は、雪が舞う中で患者を無事に避難させた。停電には非常用電源と発...

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福島第一原発の状況を確認する県職員ら=5月21日、県提供

【安全への問い掛け2】県の関与、限られる 安全協定見直しの声

2012/06/05

 東京電力福島第一原子力発電所は、事故から1年3カ月が過ぎようとしている。だが、4号機燃料プールの冷却設備や温度計の不具合などが相次ぐ。政府や東電が掲げる工程表の通りに収束作...

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「三者協定」の調印式に臨む(前列左から)田中清太郎・双葉町長、志賀秀正・大熊町長、木村守江知事(昭和51年3月)=「県原子力安全行政10周年記念誌」より

【安全への問い掛け3】新協定で監視強める トラブルのたび見直し

2012/06/06

 昭和47年6月、新設された県環境保全課・企画調整班にとって、原発の立地に伴う住民の安全確保が大きな仕事だった。3年前、県は東京電力と安全確保協定を結び、立地地域の立場で原発...

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【安全への問い掛け4】協定に新たな役割 事故で再考の余地浮上

2012/06/08

 県や原発の立地町には、原発の運転に関して電力会社を指導・監督する法律上の権限はない。原子力安全対策を担当した元県職員、落合良二(68)は「東京電力と結んだ安全確保協定は、地...

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