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3.11大震災・福島と原発

浪江高津島校に避難した浪江町民。その後、町民は二本松方面に避難した=昨年3月、浪江町提供

【覆された備え13】10キロ圏外「空白地域」 町単独の対応に限界

2012/05/01

 浪江町長の馬場有(63)は町民の避難範囲を広げるかどうか悩んだ。東日本大震災の発生から一夜明けた昨年3月12日午前。馬場は東京電力福島第一原発事故の状況が悪化の一途をたどっ...

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昨年3月12日、114号国道は津島支所方面に向かう車で渋滞した=浪江町提供

【覆された備え14】避難路限られ 車集中 114号国道の整備遅れ

2012/05/02

 浪江町内の114号国道は、町中心部から西側の津島方面に向けて車の長い列が続いた。昨年3月12日、東京電力福島第一原発事故の避難指示が10キロ圏に拡大され、町民約8千人が一斉...

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警戒区域への一時帰宅のため防護服を着る避難者。県は万が一に備え、地元の町などに配備していた=昨年5月撮影

【覆された備え15】防護服に住民違和感 高い線量知らされず

2012/05/03

 浪江町は東日本大震災から一夜明けた昨年3月12日午後、役場機能を町の中心部から西に約20キロ離れた町津島支所に移した。町職員が、とっさの判断で、役場の倉庫から支所に運び込ん...

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供地震で壊れた川俣町役場本庁舎。町は地震に加え、急きょ、原発事故への対応も迫られた=昨年3月12日、川俣町提

【川俣・無防備の戸惑い1】防災計画に想定なし 国、県の「線引き」外

2012/05/11

 大型連休が明けて間もない8日、川俣町中央公民館で開かれた町議会全員協議会で、議員から町への要望が相次いだ。  「農地の除染を迅速に進めないと、作付けが間に合わない」  「農...

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川俣町の避難所で、炊き出しのおにぎりを待つ浜通りからの避難者=昨年3月13日、川俣町提供

【川俣・無防備の戸惑い2】急きょ避難者を収容 町民の不安も高まる

2012/05/12

 携帯電話の着信音が夜明け間際の静けさに響いた。昨年3月12日午前6時ごろ、川俣町役場の町長室。東日本大震災の発生から初めての朝が訪れようとしていた。  町長の古川道郎(67...

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【川俣・無防備の戸惑い3】「取り残される」危惧 自主避難の動き始まる

2012/05/13

 「原発から一番近い場所に取り残されているんじゃないか」  昨年3月の東日本大震災から数日後、川俣町山木屋地区に住む大内和紀(57)は不安に駆られ始めた。町消防団の分団長を務...

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JA新ふくしま山木屋支店の駐車場で、大内さんは震災直後の不安と緊迫した状況を思い起こす。今は計画的避難区域となっている地区内をパトロールしている

【川俣・無防備の戸惑い4】住民の避難止まらず 国、県の直接説明なし

2012/05/14

 川俣町のJA新ふくしま山木屋支店の駐車場に数10人の住民が集まった。標高550メートル前後の山木屋地区の気温は氷点下を示し、寒風が容赦なく吹き付けた。昨年3月18日早朝。東...

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【川俣・無防備の戸惑い5】白い防護服見て避難 子どもを車に乗せ西へ

2012/05/16

 パトカーの中をのぞいた瞬間、心臓が高鳴った。白い防護服、顔には見たこともないマスク...。2人の警察官の姿が目に飛び込んできた。川俣町山木屋地区に住む女性は1年余りが過ぎた...

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「浪江」「双葉」などと大きく書かれた紙が川俣町内の各地に掲げられ、避難者を誘導した=昨年3月13日、川俣町提供

【川俣・無防備の戸惑い6】「安全、どこまで保障」 国の線引きに不信拡大

2012/05/17

 川俣町内を通る114号国道は、浜通りから避難する「いわき」ナンバーの車で激しく混雑した。昨年3月12日午後4時半ごろ、震災から丸1日が過ぎた。山木屋地区に住む女性は2人の子...

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計画的避難区域の指定方針を受けた山木屋地区への説明会=昨年4月12日、川俣町提供

【川俣・無防備の戸惑い7】「区域指定」突然示す 風評対策 本格化の矢先

2012/05/18

 川俣町長の古川道郎(67)は被災した町役場の町長室で、内閣官房副長官の福山哲郎(50)を待った。昨年4月10日午後8時ごろ。約束の時間から2時間余りが過ぎていた。  翌11...

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