Skip to content
福島民報
震災・原発事故
アーカイブ
トップ > 震災・原発事故アーカイブ > 原発事故関連死

原発事故関連死

亡き妻の遺影を見詰める高橋さん。1年以上たっても妻を失った悲しみは変わらない

(1)大切な妻奪われた 48歳、避難先で突然

2012/11/29

 「3・11」は今も県民の命を奪っている。2012年11月28日現在、県内で津波などによる直接死は1599人、避難の負担などによる震災関連死は1179人。増え続ける震災関連死...

もっと見る...
時折、自宅に戻るという高橋さん。地震でも自宅におおきな被害はなく、原発のことは頭になかった=飯舘村

(2)高線量に一家不安 村を離れ避難先転々

2012/11/30

 2011年3月11日、飯舘村も大きく揺れた。高橋清さん(58)が勤務する伊達市のリサイクル事業所は業務がストップ。午後4時半すぎ、会社を出た清さんは福島市内にいた長女を拾い...

もっと見る...
高橋さん一家が昨年5月28日に引っ越してきた県公務員住宅。2カ月半余りで再移転を余儀なくされた=福島市渡利

(3)再移転心労重なる 消えた家族の未来図

2012/12/01

 飯舘村の高橋清さん(58)一家が村から紹介された福島市渡利の県公務員住宅に身を寄せたのは、計画的避難区域の設定から1カ月余りがたった5月28日だった。  県公務員住宅は6畳...

もっと見る...
ひっそりと静まり返った地区の様子を見詰める高橋さん=飯舘村

(4)怒り煮詰まって 遺骨 今もアパートに

2012/12/02

 「福島育ちの女房が、山奥の私の所によく来てくれたなあ。家には寝に帰るようなもんだったから、家のことも、地域のことも任せっきりだった。男はだめだなあー」  妻広美さんを失った...

もっと見る...
家族6人の生活があった高橋さんの自宅。居間は避難当時のままだ=飯舘村

(5)死亡は事故のため 「認めよ」東電に手紙

2012/12/03

 「本当に逃げるようだったんだよ」  高橋清さん(58)が飯舘村から避難した時の気持ちだ。自宅がある八和木の集落は震災前27世帯あった。昨年9月に妻の広美さんが亡くなってから...

もっと見る...
避難生活の中、亡くなった常盛さんの遺影を見詰めるキミ子さん

(6)命削った避難生活 認定却下、納得いかず

2012/12/04

 2012年2月3日は朝から冷え込んだ。南相馬市小高区から避難し、鹿島区の仮設住宅で暮らす藤田キミ子さん(75)は、夫の常盛さん(80)=当時=に食欲がないのが気になっていた...

もっと見る...
常盛さんが20年通い、最期の場所となった南相馬市立総合病院

(7)突然見舞った不幸 車椅子で通院の日々

2012/12/05

 福島県南相馬市鹿島区の仮設住宅で80歳の生涯を終えた藤田常盛さんは、浪江町請戸に大工の次男として生まれた。高等小学校卒業後、宮城県塩釜市で船大工をしていた叔父に弟子入り。い...

もっと見る...
藤田さん夫妻が避難した仮設住宅に今はキミ子さんだけが暮らす=南相馬市鹿島区

(8)過酷な避難の日々 夫奪われ...「悔しい」

2012/12/06

 自転車に乗った南相馬市の女性職員が「津波が来ます。避難してください」と必死で叫ぶ姿を覚えている。2011年3月11日、藤田キミ子さん(75)は小高区の自宅近くの知人宅にいた...

もっと見る...
勇男さんの仏壇替わりの戸棚。一郎さんが毎日遺影に手を合わせている

(9)混乱の中避難転々 ストレスで体調崩す

2012/12/07

 「ストレスがあったに、ちげえねえよ...」  浪江町加倉から二本松市の仮設住宅に避難し、2012年7月3日に亡くなった末永勇男さん=享年(79)=の最期のころの様子を、長男...

もっと見る...
勇男さんが暮らしていた仮設住宅(手前)。隣には一郎さんが住む

(10)墓に入れない遺骨 「早く安眠させたい」

2012/12/08

 肺がんを宣告されても、末永勇男さん=享年(79)=は故郷の浪江町に帰る日を目指し、通院治療を続けた。やがて肺の影は消えた。  しかし自宅を離れて1年を迎えたころ、今度は肺に...

もっと見る...
  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • ...
  • 17
  • »

連載カテゴリー

  • 情熱福島へ (2020/01)
  • 風評の現場 トリチウム水の行方 (2020/02)
  • 風評の現場 トリチウム処理水 (2020/09)
  • 東日本大震災・原子力災害伝承館 3・11継承への責務 (2020/09)
  • 復興を問う/帰還困難の地【第1部】8年余の歳月 (2019/11~2019/12)
  • ふくしまに生きる (2018/01~2018/09)
  • 風評の現場【第3部】県産牛を巡る事情 (2018/09)
  • 超えていく ふくしま古里創生 (2017/01~2017/04)
  • 風評の現場 (2017/09~2018/10)
  • 「3.11」から6年それぞれの軌跡 (2017/3)
  • 復興を問う-震災6年の現実 (2017/3~2017/5)
  • 古里への思い-4町村避難指示解除 (2017/3)
  • 明日に挑む-芽吹く福島の力 (2016/1~2016/10)
  • 「3.11」から5年-復興を問う (2016/2~2016/12)
  • 「3.11」それぞれの5年 (2016/2~2016/6)
  • 福島をつくる-未来への挑戦 (2015/1~2015/11)
  • 復興へ続く道3・1常磐自動車道 (2015/2)
  • 復興への闘い 震災3年の現実 (2014/1~2014/11)
  • 連載・帰還 (2014/4~2014/5)
  • 賠償の底流-東京電力福島第一原発事故 (2014/12~2016/6)
  • 記者たちの3年 (2014/2~2014/3)
  • 福島ドイツ連携の道 再生可能エネルギー (2014/2)
  • 県議会欧州視察 脱原発最前線 (2014/7)
  • 廃炉先進地調査-政府 米国視察- (2014/1)
  • 廃炉先進地調査-浜通り再生へ (2014/1)
  • ベクレルの嘆き 放射線との戦い (2013/01~2013/11)
  • 食の安全 求めて ベラル-シ・ウクライナの挑戦 (2013/7~2013/8)
  • 原発大国の模索 県議会 米国視察 (2013/10)
  • 連載・再起 (2012/1~2015/11)
  • 原発事故関連死 (2012/11~2015/9)
  • 復興への選択 (2012/11)
  • ベラルーシの今 福島市放射線対策視察団同行 (2012/11~2012/12)
  • 被災地ルポ (2011/3~2011/4)
  • 連載・今を生きる (2011/4~2015/7)
  • 連載・原発崩壊 フクシマからの報告 (2011/4~2011/6)
  • 連載・原発大難 (2011/7~2012/7)
  • 3.11大震災・断面 (2011/8~2016/3)
  • 3.11大震災・検証 (2011/10~2012/8)
  • 3.11大震災・福島と原発 (2011/10~2013/2)
  • チェルノブイリ原発事故 福島への教訓 (2011/11)
  • 連載・原発事故 最前線 (2011/11)
  • 放射線・放射性物質Q&A (2011/12~2017/3)
掲載中の記事、写真などの無断転載を禁じます。著作権は福島民報社またはその情報提供者に属します。
Copyright © 2021 福島民報. All rights reserved.
Theme: ColorMag by ThemeGrill.