(1)大切な妻奪われた 48歳、避難先で突然
「3・11」は今も県民の命を奪っている。2012年11月28日現在、県内で津波などによる直接死は1599人、避難の負担などによる震災関連死は1179人。増え続ける震災関連死...
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もっと見る...2011年3月11日、飯舘村も大きく揺れた。高橋清さん(58)が勤務する伊達市のリサイクル事業所は業務がストップ。午後4時半すぎ、会社を出た清さんは福島市内にいた長女を拾い...
もっと見る...飯舘村の高橋清さん(58)一家が村から紹介された福島市渡利の県公務員住宅に身を寄せたのは、計画的避難区域の設定から1カ月余りがたった5月28日だった。 県公務員住宅は6畳...
もっと見る...「福島育ちの女房が、山奥の私の所によく来てくれたなあ。家には寝に帰るようなもんだったから、家のことも、地域のことも任せっきりだった。男はだめだなあー」 妻広美さんを失った...
もっと見る...「本当に逃げるようだったんだよ」 高橋清さん(58)が飯舘村から避難した時の気持ちだ。自宅がある八和木の集落は震災前27世帯あった。昨年9月に妻の広美さんが亡くなってから...
もっと見る...2012年2月3日は朝から冷え込んだ。南相馬市小高区から避難し、鹿島区の仮設住宅で暮らす藤田キミ子さん(75)は、夫の常盛さん(80)=当時=に食欲がないのが気になっていた...
もっと見る...福島県南相馬市鹿島区の仮設住宅で80歳の生涯を終えた藤田常盛さんは、浪江町請戸に大工の次男として生まれた。高等小学校卒業後、宮城県塩釜市で船大工をしていた叔父に弟子入り。い...
もっと見る...自転車に乗った南相馬市の女性職員が「津波が来ます。避難してください」と必死で叫ぶ姿を覚えている。2011年3月11日、藤田キミ子さん(75)は小高区の自宅近くの知人宅にいた...
もっと見る...「ストレスがあったに、ちげえねえよ...」 浪江町加倉から二本松市の仮設住宅に避難し、2012年7月3日に亡くなった末永勇男さん=享年(79)=の最期のころの様子を、長男...
もっと見る...肺がんを宣告されても、末永勇男さん=享年(79)=は故郷の浪江町に帰る日を目指し、通院治療を続けた。やがて肺の影は消えた。 しかし自宅を離れて1年を迎えたころ、今度は肺に...
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