戻せ恵みの森に ―原発事故の断面― 第1部・帰還困難区域
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(7) 苗木小さな息吹に 「愛着、誇り消えない」
(2021/12/30 12:35)
2018(平成30)年6月、南相馬市原町区雫(しどけ)地区で第69回全国植樹祭が催された。現在の上皇さまが浪江町津島地区赤宇木(あこうぎ)が産地の「津島松」の … -
(6) 良材求め全国から 「歩み断ち切られた」
(2021/12/29 16:02)
浪江町にはかつて、山から切り出した木材を町内の貯木場まで運ぶトロッコ列車が走っていた。浪江森林鉄道と呼ばれ、当時県内最大規模の森林鉄道として知られていた。 一 … -
(5) 成木まで50年以上 入山も管理もできず
(2021/12/27 14:41)
良質な木材として知られる「津島松」は、浪江町津島地区赤宇木(あこうぎ)を中心に生育している。植え付けから成木になるまで五十年以上かかり、守り育てるには下草刈り … -
(4) 山との関係希薄に 放射線手入れを阻む
(2021/12/26 14:28)
浪江町津島地区赤宇木(あこうぎ)に広がる山々。地域住民は「津島松」など山の恵みを享受して生活してきた。しかし、東京電力福島第一原発事故から十年九カ月余りが過ぎ … -
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(3) 原発事故で林業暗転 「山を諦めきれない」
(2021/12/25 15:17)
浪江町津島地区赤宇木(あこうぎ)を産地とする「津島松」は地域の林業を支える大切な資源だった。 東京電力福島第一原発事故発生前、町内の約二十事業者が津島松の伐採 … -
(2) 将軍家への献上木 働き、憩いの場一変
(2021/12/24 17:05)
浪江町津島地区赤宇木(あこうぎ)の一一四号国道沿いから、「津島松」の松林が見える。加工しやすい銘柄材として広く知られていた。 松林には津島松の歴史を記した石碑 … -
(1) 失われた「津島松」 10年、手つかずのまま
(2021/12/23 09:59)
本県は母なる森に抱かれている。県土の約七割を占める森林は、人々の暮らしを支えてきた。原発事故発生から十年九カ月余りが過ぎたが、山林の除染はほぼ手つかずの状態だ …