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「3.11」から5年-復興を問う

環境省が入る東京・霞が関の合同庁舎。中間貯蔵施設の用地取得を急ぐが、成果はなかなか上がらない

「霞が関」の都合(1) 進まぬ中間貯蔵整備 環境省でいいのか

2016/02/11

 自民党東日本大震災復興加速化本部長の額賀福志郎をはじめ閣僚経験者ら数人が1月上旬、国会内の一室に集まった。いら立ちをあらわにしていた。「中間貯蔵施設の用地取得に時間がかかり...

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相馬市と福島市を結ぶ115号国道バイパス「相馬福島道路」では国土交通省磐城国道事務所職員らが現場確認に当たる=相馬市

「霞が関」の都合(2) 用地交渉 人材難 国交、出向6人だけ 各省庁の支援に限界

2016/02/12

 「人員を増強するなど、できることは全てやる。(用地取得で)行き詰まっているところを解消していく」。今月5日の閣議後の記者会見で環境相の丸川珠代は難航している中間貯蔵施設の用...

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大熊町にある中間貯蔵施設の建設予定地。地権者交渉は長期化の様相を見せる

「霞が関」の都合(3) 用地取得 長期化の様相 迅速さ欠く算定 加速策も効果不透明

2016/02/13

 「ここに庭木があるはずだ。子どもの入学記念で植えたんだから間違いない」。中間貯蔵施設の用地交渉に当たる環境省担当者(57)は昨年秋、地権者から指摘を受けた。  担当者は自宅...

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丸川は12日の記者会見で中間貯蔵施設整備の工程表の必要性は認めたが、内容などには触れなかった

「霞が関」の都合(4) 工程表策定へ焦り 公有地提供は尚早

2016/02/14

 「中間貯蔵施設整備のため、公有地の提供を検討してほしい」。環境省福島環境再生事務所の幹部は1月下旬、郡山市で開かれた双葉地方広域市町村圏組合の管理者会議で切り出した。初めて...

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県土の7割を占める山林のどこまでが除染対象となるのか。県民は注視している=伊達市霊山町小国地区

「霞が関」の都合(5) 森林再生めぐり地元反発 崩れた既定路線

2016/02/16

 8日夜、東京都内のホテルの一室。森林除染の徹底を求め、環境省などへの要望活動を終えた県森林組合連合会の役員と元復興相の根本匠(衆院本県2区)が顔をそろえていた。「あの発言は...

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森林再生のために発足した省庁連携のプロジェクトチーム。財源確保が鍵となる=5日午後、復興庁

「霞が関」の都合(6) 試される3省庁の力量 主導権は財務省に

2016/02/17

 5日に東京で開かれた復興、環境、農林水産3省庁による作業チーム「福島の森林・林業の再生のための関係省庁プロジェクトチーム」の初会合。復興相の高木毅、環境相の丸川珠代、農林水...

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「霞が関」の都合(7) 責任の所在見えず

2016/02/18

 「本当に組織として機能するのか。看板倒れにならないといいが」。川俣町で建設業を営む大内秀一(68)は復興、環境、農林水産3省庁による「福島の森林・林業の再生のための関係省庁...

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1月の復興推進委員会であいさつする高木復興相。復興庁のリーダーシップが求められている

「霞が関」の都合(8) 司令塔なり切れず 消極姿勢の復興庁

2016/02/21

 森林除染を求める県内の関係団体の要望に、歴代の復興相は一定の理解を示してきた。しかし、対応は環境省に委ねた。  その結果、昨年12月、環境副大臣の井上信治が「森林を全て除染...

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昨年12月に復興庁を訪れ、復興相・高木毅(左)に要望事項を説明する伊沢(中央)

「霞が関」の都合(9) 二度手間の要望活動 ワンストップ機能せず いら立ち募る首長

2016/02/22

 双葉町長の伊沢史朗は昨年12月、要望書を手に東京・霞が関をひたすら回った。復興庁をはじめ内閣府、環境省、国土交通省、経済産業省、文部科学省、厚生労働省...。行く先々で「復...

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「霞が関」の都合(10) 短期異動が足かせ

2016/02/23

 「政府の人事は長くて2年。この5年間、福島の問題に継続して向き合ってきた人は私の知る限り1人だけだ。復興庁の事務次官以外はみんなポジションが変わった」  今月9日、福島市内...

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