(1) 第1部 中山間地で 西会津町奥川地区(1)支え合い、雪と共生
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から七年を迎える二〇一八年が幕を開けた。震災と原発事故は本県が従来から抱える少子高齢化や人口減少といった課題を浮かび上がらせた。地域コ...
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もっと見る...雪が吹き付ける昨年十二月二十六日午後、西会津町奥川地区の集落に移動販売トラックが演歌を流しながら到着した。荒川ミツイ(85)は玄関から駆け出す。「豚肉とかまぼこ、それから伊...
もっと見る...西会津町奥川地区にある国民健康保険奥川診療所に通常の約三倍の三十人が訪れた。昨年十二月二十六日は年内最後の診療日だった。「血圧が安定してっから最近は調子がいいんだ」。地区内...
もっと見る...飯豊連峰の登山口に通じる弥平四郎(やへいしろう)集落は西会津町奥川地区の最北に位置する。多い年は二メートル超の積雪が十五世帯を覆い尽くす。「何か困ったことあっが」「変わりね...
もっと見る...「『ありのままの自然』が魅力なんだよ」。石川県能美市から西会津町奥川地区に移住した三沢公一(60)は、窓外に広がる山々を眺め、目を細めた。 北海道札幌市に生まれ、高校卒業...
もっと見る...イベント告知や公民館の教室、ペットの写真…。テレビ画面に身近な情報が次々と映る。「話題が尽きねなあ」。会津若松市湊地区の自宅でテレビを見ていた田中仁(ひとし)=(68)=が...
もっと見る...いわき市小川町の会社員鈴木孝典(58)は週一回、町内にある電気自動車(EV=エレクトリック・ビークル)充電スタンドで自家用車から電気自動車に乗り換える。自分で育てている神事...
もっと見る...「みんなとのおしゃべりが楽しい。いっつも来てんだ」。昨年十一月、奥会津の三島町宮下地区で開かれた夕市で伊藤ミツ子(84)は声を弾ませた。会場の空き家にはパンや野菜、総菜が並...
もっと見る...「都市部での時間に追われる生活を離れ、自分は何がやりたいのか考えたかった。心と時間とお金に余裕が生まれた」。兵庫県出身で二〇一六(平成二十八)年に高知県大豊町に移住した林利...
もっと見る...「心配事があれば何でも聞いてね」。昨年十二月十四日、高知県土佐町の集落で、NPO法人れいほく田舎暮らしネットワークの鳥山百合子(41)は、移住準備のため町内を訪れた小林優子...
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